採光の計算は意外と大変!(前編)

どうも~建設部の菊地です。


突然ですがここで問題です。

各「居室」の面積が共通して50㎡の時、
採光に有効な面積、つまり室内に光が入る面積が
一番広くないといけないのは次の3つのうちどれでしょう?

①: 住宅の寝室
②: 小学校や中学校の教室
③: 病院や診療所の病室
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※リビングや各洋室など、日常的にいる部屋のことを「居室」と言います。















答えは②番の小学校や中学校の教室です。
これは建築基準法28条で決まっており、居室の面積に対して
「5分の1」の採光面積が必要と定められています。ちなみに
①番、③番の二つは居室面積の「7分の1」の採光面積が必要です。
これらを計算すると
②の教室は 「50㎡÷5 」 = 10 ㎡
①の病室と③の寝室は 「50㎡÷7」 = 7.14㎡ ということになります。
よって②が正解となります。 (ちなみに②番の絵は「君の名は」の1シーンを模写しました)

そんなわけで先日本間さんが書いてくれていましたが採光というのは
部屋に光を取り入れるという役割があるので、日常的にいる居室の窓というのは
とても重要になってきます。かつ、先程書いた法28条の通り
居室に必要な採光面積が求められているので、窓の大きさも問われてきます。
だったら窓大きくかつ多くすればいいんでないの?と考えがちですが
そうなると窓が増える分住宅の柱が減ることになるので、やりすぎると
構造強度に問題が生じ、耐震性能などに支障が出てきます。

そのため設計側は
居室面積に対して採光に有効な面積がとれていて、
かつ構造強度に問題がないか
」 を頭に入れながらお客様の希望に沿った
プランを考えて紹介しています。そう考えるととても難しいことですよね。


・・・と、難しいことをつらつらと書いていきましたが
かくいう自分も2級建築士試験で使用した法令集を久々に出して
復習がてら今回の記事を書かせていただきました。
今回は 「居室に必要な採光の面積の出し方」を書きましたが、
次回は「その必要な採光面積になるようにする計算」を
また自分自身への復習を含めて書こうと思います。

ではでは~
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