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断熱性能とは?④

こんちは~建設部の菊地です。

さすがに11月も後半に入って寒くなってきましたね。
自分もそろそろ家で暖房付けようかなと
検討中の今日この頃です。

さて、断熱性能の話をただひたすらに書いてはや第4弾。
ようやく一区切りつきそうな、
外皮平均熱貫流率(UA)を求めるところまで来ましたね。
前回までのポイントをまとめるとこんな感じ。
・断熱性能とは、サッシ、玄関ドア等の熱の流れる量のことを指し、
 U値と呼ばれる「熱貫流率」が大きく関係すること。

・「熱貫流率」率は、数値が小さければ小さいほど
 断熱性能が高いこと。


・省エネ建材等級4のサッシや玄関ドアの熱貫流率は
 2.33W(㎡/K)より小さい数値でないといけない。

・ 熱貫流率の求め方
 熱貫流率の出し方

・熱抵抗は「材料の厚み÷材料の熱伝導率」で出せる

NEW! 熱損失量は、壁・天井・土間・窓など
 各部門に計算をすることができ、建物の全体的な断熱性能のバランスを
 確認することが出来る。

NEW! 熱損失量の計算は
 「各部の面積×各部で使用している材料の熱貫流率」
 出すことができる。



さらに増えてきましたね。
(過去の記事の内容 →  1回目 2回目   3回目)


と、いうわけで今回はいよいよ熱損失量の計算が
まるで前座かのようだった謎のラスボス感を放つ
外皮平均熱貫流率を求めていきたいと思います。
あ、今回は計算とか色々ハショってるのでそこまで長くならないはずです。



外皮平均熱貫流率

まず、外皮平均熱貫流率が何か、というところからですが
家の内側から床・外壁・天井といった総称「外皮」や窓などの開口部を通って
外へ逃げる熱の量を外皮全体で平均した数字のことを言います。
外皮イラスト
まぁこんな感じですね。結局のところどんな高性能な断熱材を
使用したところで、熱量は結局外へと出てしまうため、
この数字を限りなく小さくすることにより、
熱量を逃げにくくする=断熱性能が高い、という風に
結びつくわけです。よって、この数字が小さければ小さいほど
熱が逃げにくく、性能が高いという事になります。

というわけで計算を早速してみましょう。
外皮問題

今回は計算するのめんどくさいのもあって
あらかじめ熱貫流率の数字を入れておきました。
まずは前回やった熱損失量の計算からやっていきましょう。

熱損失量の計算は以前やったように、
「各部の面積×各部の熱貫流率」で出せるので、
ちゃっちゃとやっちゃいましょう。
熱損失量まで計算したやつ
はい、というわけで熱損失量が出ました。説明不足でしたが
基礎は面積ではなく全長となっていますが、これも同じように
全長×熱貫流率で出すことが出来ます。


ここまでは前回書いたところまで。
ここから外皮平均熱貫流率を求めます。
外皮平均熱貫流率は、
「熱損失量の合計÷外皮面積の合計」
求めることが出来ます。まぁ問題文で明らかに怪しい
「外皮面積」と書かれた数字が入ってたのでこれを使います。
外皮平均熱貫流率まで求めたやつ

さきほど求めた熱損失量を全部足して、
そこに問題文に入っている外皮面積で割るだけ。
結果として0.31W(㎡/K)と出ました。
計算はこれでおしまい。で、結局この数字がどのくらいなのか
というところですが、北海道での外皮平均熱貫流率の基準値は
0.46W(㎡・K)となっています。先ほどにも書いた通り
数字が小さければ小さいほど性能が高いので、
基準値を上回っている、という事がわかります。


ただ、今回の計算で断熱性能が高いんだったら熱量が外に
出にくいし暖房のグレードも低くていいんじゃね?と
思われがちですが、実ではそうでも無かったりします。
と、いうのも北海道などの寒冷地では暖房と換気の
消費されるエネルギーの割合が非常に大きいのと、
他にも照明や給湯などでもエネルギーの消費がされるので
それはそれ、これはこれ、という感じで
外皮平均熱貫流率の数字がいくら良かったところで
暖房や換気の設備の容量を計算することはできません。
まぁこの辺は一次エネルギー消費量や暖房設備容量といった
別の計算で求める方法があるのですが、
それは果てしなく長くなるのでやめておきますね(^^;)


と、いうわけでここらで断熱性能コラムは一旦
おしまいという事にします。いや~長かった!笑
書いてる自分も疲れた(笑)
気が向いたときに機会があればまた書こうかな~と思います。


ではでは~
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